難しい権利の話を、注文前に判断できる形へまとめました。通常プランは「曲そのものを買い取る」のではなく、選んだ範囲で使えるライセンスです。著作権譲渡が必要な案件はSignatureで個別契約します。
個人確認、オーディション用デモ、収益化しない限定共有。
収益化動画、SNS広告、企業・店舗での利用。音楽配信サービスへのリリースは含みません。
商用利用許諾を含みます。配信仕様で納品するため、商用利用との二重購入は不要です。
納品後の新規販売を停止します。過去に成立した許諾は残り、著作権譲渡ではありません。
1. まず分ける3つの権利
- 楽曲の著作権:メロディ、コード、歌詞など、作品そのものに関する権利です。
- 原盤・著作隣接権:実際に録音された音源と、演奏・歌唱・録音制作に関する権利です。
- 利用ライセンス:ORDER BEATSが注文者に許可する、投稿・収益化・広告・配信などの利用範囲です。
制作料金の支払いだけで、著作権や原盤に関するすべての権利が自動的に移るわけではありません。通常はライセンスを発行し、譲渡が必要な場合だけ範囲と対価を書面で決めます。
2. 商用利用と配信対応
「商用利用」はYouTube等の収益化、広告、店舗、企業利用向けです。「配信対応」はSpotify、Apple Music等のDSPリリース向けで、商用利用許諾を含みます。配信対応を選んだ場合、商用利用を追加購入する必要はなく、システムも二重請求しません。
3. 独占権で変わること
独占権を選ぶと、納品後に同一ビートを新しい注文者へ販売・許諾しません。ただし、購入前に成立したライセンスは取り消せません。独占権は、特別な記載がない限り著作権譲渡、著作者人格権の移転、原盤権の全面譲渡を意味しません。
4. クレジットと印税
- クレジット:原則として「Prod. by ZLOOP RECORDS」または個別に案内する制作者名を表示します。
- 原盤収益:ディストリビューターから支払われる配信売上は、注文者が受け取ります。
- 著作権使用料:作詞・作曲の分配は、リリース前にスプリットシート等で決めた比率に従います。
- ORDER BEATSの取り分:注文時の制作費以外に印税を受け取る場合は、事前に書面で明示します。明示がなければ追加の印税は請求しません。
お客様が追加した歌詞は原則としてお客様側の創作物です。共同作曲、トップライン、編曲、追加演奏がある場合は、関係者と分配率をリリース前に確定します。
5. サンプル・参考曲・AI
第三者音源の無断サンプリング、既存曲の複製、実在人物の無許可ボイスクローンは行いません。参考曲は方向性の共有に使い、メロディや録音物をコピーする指示には対応できません。お客様が提供する素材は、必要な許諾を得たものに限ります。
6. Content IDと素材の再販売
非独占ライセンスのビートを、他の利用者へ自動申し立てが発生するContent ID等へ登録する場合は、事前承認が必要です。納品したビートやパラデータを、素材・ビート単体で再販売、再配布、第三者へ再許諾することはできません。
7. リリース前チェック
- 利用先がSNS・広告か、Spotify等への配信かを確認する
- 作詞・作曲・原盤の名義と分配率を決める
- 制作者クレジットを確認する
- サンプルや持込素材の許諾を確認する
- 独占・著作権譲渡が必要なら、公開前に個別契約する
このガイドはORDER BEATSの基本方針を説明するもので、個別の法律相談ではありません。注文確認画面、発行するライセンス、ORDER ROOMで双方が承認した個別条件が優先されます。